「前回のメルマガを配信した後、読者の方からメールをいただきましたので、紹介いたします。」

> 須崎先生、はじめまして。いつもメルマガ、楽しみにしております。
> 私は現在、大学院博士課程の二年目で、生物学の研究をしております。

> 「研究者は英文が読めないのは問題外だ!」というお話し、まさにおっしゃるとおりです。
> 私が在籍している研究室の話ですが、私を含め、最近の学生、院生ともにただ卒業できればいい、学位が取れればいいという雰囲気が漂っております。

> 教官に言われるがまま実験をし、レポートを書き、自発的に何かをやるということがありませんでした。
> 私も問題を感じながら、でもどうしていいかわからず今日までぬるま湯に浸かってきた一人です。

> でも、先生のメルマガを通じてひとつ変わったことがあります。

> それは、多分一年前の私だったら、「じゃぁ、どうやったら英文読めるようになるんだよ!」という反応になっていただろうということです。今は、「このままではいけない、やはり論文を沢山読もう。」という気持ちになれていることです。

>  先日、助教授に「これを期に英語コンプレックスを克服したいので、論文を沢山読みたいです。」という旨伝えたところ、とても喜んでいただけた様で、読みやすい文献を紹介してくださったり、夜は食事に誘っていただけたりと、いいことがありました。

> どうやら、「ヤル気のある学生がいた」ことが喜んでいただけた理由の様です。

> いい刺激をありがとうございました。先生も執筆活動を頑張ってください。


メールをありがとうございます。率直に、うれしいです。

私の講座にいらっしゃる方々のケースでしかわかりませんが、本人の能力は決して低くないのに、所属する研究室の基準に引きずられて、何をしたらいいのかわからないで悩んでいらっしゃる方が少なくありません。

学生にしてみれば、「研究室が...。」という印象になるのかもしれませんが、教官側にしてみると「言ってもしょうがないか...。」
とあきらめているケースも少なくないのではないかと思います。

今の状況がどうであれ、ヤル気のある素振りをしてみて下さい。

展開が変わってくるかもしれませんよ!


> 須崎先生、こんにちは。
> いつもメルマガありがとうございます。
> 今日の第61号を読んで、はっとしたことがありました。
> 私は今、資産運用の勉強をしています。
> 資格を取るためではなく、親が自分のためたお金をどうしていいか分からないというので、どこに投資し、増やしたり、守ったりしていくかという実践のために勉強しています。

> 最初は手当たり次第に本を読んだり、インターネットで検索したりして調べていたのですが、なかなか全体像がつかめなくて、自分なりの投資方針を立てることができずに苦労しています。

> 今回のメルマガを読んで、「もしかして、基本的な情報収集がちゃんとできてなかったのかな」と思いました。
> 「必要な文献の探し方」という次号のテーマが私にとっても大切な指針になるように思います。
> 次号を楽しみにしています。


 わぁ、楽しみにしてくださっているのに、遅くなってごめんなさい。




必要な文献の探し方
さて、必要な文献の探し方ですが、まず第一に、

信用できる情報ソース
を手に入れることが極めて重要です。相手は「人」でも、「データベース」でも構いません。


講座中にアドバイスすることのなかで、「なるほど、そういうものを探せばいいんですね。参考になりました。」と言われるものに、
医学論文検索サイトがあります。
http://www4.ncbi.nlm.nih.gov/PubMed/

このサイトのカラムにキーワードを入れると、そのキーワードが含まれている論文がリストアップされます。こういうものが各専門分野であるはずなんです。助手の先生を含む、教官に聞いてみてください。効率よく論文を検索する方法をきっとご存じなはずです。

まずはこのツールを手に入れてください。ここからがスタートです。


「俺は大学院生じゃないよ...。」そういう方も多いでしょう。でも、情報を収集して、文章にして報告するということはこのメルマガの読者ならやっていらっしゃる方が多いはずです。

そういう方でも、良質の情報ソースを手に入れることは極めて重要です。


また、「どんな情報ソースが信頼に足るのか?」というご質問を多数いただきましたが、例えば生命科学の分野で研究している人間は、いわゆる「本」を参考文献にすることはほとんどありません。大学のテキストですら参考文献にはなりません。9割9分学術論文
です。

なぜかというと、本は著者が好き勝手書けますが、論文は審査があるため、いい加減なことは書けません。

そういう理由で信憑性が高く、最新の情報が欲しければ、学会か論文でないと得られないのです。

私たちの生命科学では次のような序列があります。
学会(数日前)>論文(数ヶ月前)>>>本(数年前)>>>>>>個人のサイト(参考程度にしかならない)

あなたの分野ではいかがでしょうか?


この質問に対する答えを探すことが先決です。あなたの分野で、有益な情報ソースを「複数」確保することが重要なのです。これは、自分で探し出すのは限界があるので、ドンドン先輩達に質問すべきです。

資格で食べていこうと考えている方でしたら、まちがっても、
「●●さんのサイトにこんなことが書いてありました。」なんていうレベルで終わってはいけません。その様な情報は「そのままでは」ほとんど使い物にならないと思ってください。

そして、この先どういう基準で情報を収集していくか?
これはまた次回...

Q&A

講師紹介

獣医師・獣医学博士 1969年山形県生まれ 須崎動物病院院長

略 歴

獣医師・獣医学博士。1969年山形県生まれ。須崎動物病院院長。「薬を処方しない、手術しない、ワクチンを接種しない」方針で、食事療法や飼い主のメンタルケアなどを通してペットの体質改善を行う。ペットの手作り食に関する書籍は10万部を突破し、TV番組にもレギュラー出演。一方、元速読教室インストラクターという経歴を持ち、現在は総合学習力強化プログラム「シルバメソッド」の公認インストラクターとしても活躍中。メールマガジン「今日から出来る!集中力を高めるコツ」はまぐまぐ殿堂入り。集中力関連本としては、「ミス・ムダがゼロになる『集中力』」「5分間集中力トレーニング」、「勉強に集中する方法」を出版。2008年1月、ペット食育協会を設立。2008年4月より九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科の客員教授に就任。

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