質問<

『私は今まで、かなりの脳力開発本を買って勉強しているのですが、一向に「芽」がでません。 これは、私に能力的な欠落があるのでしょうか?それとも、本の内容が充分でないということなのでしょうか?それとも、私の本の読み方、実践の仕方に不足するところがあるのでしょうか?』


 私も、過去に登場している質問者の方達と同じように集中力が無いのですが、それと同時に整理整頓も良く出来ないのが悩みです。整理のために、ファイルや棚など買ってきても、すぐいっぱいになって来て、きりが無く、毎日何か探しています。集中力と関係ありそうな気がしたのですが、いかがでしょうか?

回答

まずは前回の復習を...

最近、書籍やセミナーなどで、「天才になるテクニック」ということが人気のようですが、そのテクニックは確かにすごく役立つのですが、通常それだけで効果を発揮するわけではなく、その時の心の状態や心構えというものが土台となって、テクニックと精神状態のセットで効果を発揮するものです。

ですから、テクニックだけでうまくいかないというのは珍しいことではありません。

じゃぁ、何が大切なのか...。今回はこの点について実例を交えてお伝えしたいと思います。  


先日、ちょっとした能力開発講座に出席してきました。

そこでたまたまペアを組んだ方が非常にユニークな方で、きっと皆さんの参考になると思ったので、お話しさせていただきます。

私は、講座に出たときは、講師に必ず質問するようにしています。私の考えでいくと、一人の講師に大勢の受講生という形式の場合、

自分のケースに合う欲しい情報は「質問しない限り得られない」

と考えているからです。

「えっ?お金払って講座受講してんだから、質問しなくても、講師の口からでてくるのが当然じゃないの?」

なんて思った方は、今までかなりもったいないことをしてきているはずです。

私は受講者側だけでなく、講師側も経験しておりますからわかるのですが、講座が終わったあとで、「あっ、あれも言いたかったんだった...。」なんてことはしょっちゅうです。

だから、私の講座では、「質問があれば、遠慮なく!質問しないで分からないまま帰らないでくださいね!」といつも言っています。

だから、分からないことは質問した方がいいのです。質問もしないで、「できない!」は、認めてもらえないでしょうね。

話は戻りますが、その講座でペアを組んだ方は、私と同じ東北出身の控えめな方でした。

仮に鈴木さんと呼ぶことにしましょう!(読者の鈴木さん、気を悪くしないでくださいね。あなたのことではないですから!) はじめに自己紹介をしたのですが、こちらの鈴木さん、「難関国家資格」を目指していて、自分の能力を高めようと、いろんな講座に参加されているとか...。

「でも、色々出てみたけど、効果がないんだ...この講座もどこまで期待していいやら...」と、のっけからとってもネガティブ♪

でも、何でこの人こんなに頑張っているのに「うまくいかない」と悩んでいるのか、一緒にワークやってて原因がすぐわかりました!

鈴木さん、わからないことがあっても質問しないんです! そして、不正確なままワークをするんです!で、うまく行かないんです!

「先生に質問したらどうですか?」というと、「いや、いいですよ...。」

で、またうまく行かないと、「この方法、ホントに効果あんの?」なんて言う始末!

こっちもだんだん気分が悪くなってくるので、私が「それ、こうするんじゃなかったでしたっけ?違ったかなぁ?」 「あれ、こうするって言ってませんでしたっけ?」と修正してあげると、ちゃんとできるんですよね。

「あんたの方が教え方うまいんじゃないの?」なんて言ってくれたので、「イヤ~、そんなことないですよ!鈴木さんだってちゃんとできるじゃないっすかぁ~同じ東北人としてうれしいなぁ~」「そうかなぁ~。(照)」なんていう感じで時間が過ぎていきました。

でも、最初のうちはいろいろ修正してあげましたが、あまりに自分で考えようとしていないのが伝わってくるので、今度は「俺が修正しなかったら、この人はどういう反応になるんだろう?」という好奇心が湧いてきて、何も修正しないことにしたんですよ。

そしたら、「こうしてはいけません」と講師が言っていたことをやったりするんですよ!で、もちろん、うまく行かない......。

鈴木さんもだんだん機嫌が悪くなってきて、こう言い放ちました。

「講師の教え方が悪い!」

結局鈴木さん、二日間のうち、最初の半日、僕が色々修正したときだけ上手くいって、あとはさんざんだったようで、首を傾げながら帰っていきました...。

この鈴木さんのケースって、結構見かけます。

いろんな講座に行くと、「今までの自分を変えたくて、この講座に来ました!」という方がいらっしゃいます。

でも、今まで見たケースで、よくあるのが、

・不正確な理解に基づく実行

・うまく行かないときに原因を追及しない←質問しないというパターンですね。

もったいないなと思うんですよね。 時間とお金かけて、

・質問しない

・ワークは不正確(本人はちゃんとやれていると勘違いしている)
↑これが一番恐い!それだったら、家で何かやってればよかったのに...。なんて思ったりします。



「能力開発本」をやってもうまく行かない...

と感じている方が周りにいらっしゃるかもしれません。ひょっとしたらその方は、

・不正確な理解に基づく実行

・うまく行かないときに原因を追及しない←質問しない

というパターンに陥っているのかもしれませんね。

少なくとも、あなたに能力がないということではない可能性がかなり高いということです。

Q&A

講師紹介

獣医師・獣医学博士 1969年山形県生まれ 須崎動物病院院長

略 歴

獣医師・獣医学博士。1969年山形県生まれ。須崎動物病院院長。「薬を処方しない、手術しない、ワクチンを接種しない」方針で、食事療法や飼い主のメンタルケアなどを通してペットの体質改善を行う。ペットの手作り食に関する書籍は10万部を突破し、TV番組にもレギュラー出演。一方、元速読教室インストラクターという経歴を持ち、現在は総合学習力強化プログラム「シルバメソッド」の公認インストラクターとしても活躍中。メールマガジン「今日から出来る!集中力を高めるコツ」はまぐまぐ殿堂入り。集中力関連本としては、「ミス・ムダがゼロになる『集中力』」「5分間集中力トレーニング」、「勉強に集中する方法」を出版。2008年1月、ペット食育協会を設立。2008年4月より九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科の客員教授に就任。

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