短期間で試験を合格する方法とは。

最近、「資格試験の勉強の仕方に迷いがあります」という方からのメールが届いております。


「この方法なら、誰でも絶対!」などという約束はできませんが、「大方この路線で大丈夫、あとは、個々のケースに応じてアレンジしてくださいね。」というものは存在すると思います。

そのままの形で実践してもうまく行かないならば、「この方法、ダメじゃん!」と文句を言う前に、「自分の場合はどうやったら実践できるか?」と積極的に考える方が建設的で、実際そうなさっている方は、良い結果につながっていらっしゃる様です。

そんなときに役立つのは、他人の体験談だと思いますので

●短期間で試験を合格する方法

について私の体験談をお伝えいたします。

■獣医師国家試験の試験勉強法を参考にしてほしい!

「過去問」→「問題集」、「テキスト」は確認のための道具

●事実1:獣医師国家試験は6年分を1~2ヶ月程度で復習しなければならない
●事実2:合格率は90~95%

私は獣医師ですが、資格試験を控えていらっしゃる方にとって、「獣医学科の学生が、獣医師国家試験をどうやって受けているか?」は非常に参考になると思います。

獣医師国家試験は3月の上旬に実施されます。私のいた大学では、12月下旬に卒論発表会があり、当然それが終わればみな遊びに行き、勉強を始めるのは、早い人で1月上旬、ゆっくり目の人で1月下旬、強者は2月に入ってからという感じです。つまり、1~2ヶ月で、6年間の勉強を総復習して、合格しています。その合格率は、新卒では90~95%と非常に高率です

http://group.lin.go.jp/nichiju/mag/05504/06_5.htm

http://lin1.lin.go.jp/maff/pdf/juui.htm



■過去問中心か?、教科書中心か?

もし、あなたがあと2ヶ月で、6年分の復習をしなければならないとなったら、そして「あきらめる」以外の選択肢を選ぶとすれば、どうしますか?

こういう時って、悩むんですよね。問題集からやっていくのがいいのか、「急がば回れだ」なんていう考えが頭をよぎって、教科書からじっくり取り組んだらいいのか・・・まじめな方ほど悩みます。

広い範囲を全て100%網羅するには、時間がありません。つまり、最初からやったら、終わるわけがないのです。だったら、

>>>「出そうなもの」

から片づけていくのが良さそうだと考えるのが当然の成り行きです。



■まずは、出題レベルを体感する

■まずは、出題レベルを体感する
「出そうなもの」っていうのは何でやるかというと、もちろん、過去問をチェックすればいいわけです。これをチェックすることで、どんなレベル・内容が出題されて、どんなレベル・内容は出題されないのか?を早いうちに解きながら体感していく必要があるのです。



■一番やばいのは?

一番やばいのは、「過去問は、最後の力試しに残しています。」なんて考えている方です。今すぐ、考えを改めて、過去問に取り組むことをオススメします。

試験をクリアするためには、その分野におけるすべての知識なんかいらないんです。その見極めのためにも、「可及的速やかに」過去問に取り組んでみてください。(忙しいという人は特に!)



■まずは、過去問と教科書の組み合わせで根・幹・枝を作ろう!

資格試験を目指している方で、よくありがちな間違いが、
「全てを完璧に勉強しなければならない」と思い込むことです。


例えば、獣医師の場合、小動物臨床(イヌ、ネコ)に進む人には、大動物(ウシ、ウマ)の知識はあまり必要性を感じません。研究職に進む人間には、内科、外科の知識に対してあまり興味を見いだせないことだってあります。(建前上それではダメなんでしょうけど...)


このときに、例えば研究職に進む人間が1冊何百ページもあるような「獣医内科学」という本を1ページ目から読み始めたら、「来年受けるの?」なんていう風に言われかねません。


こういう状況で要領のいい人は、過去問を解きながら、テキストで確認していくということをやります。わからない言葉が出てきたら、その場で調べればいいのです。


もちろん、過去問の解説を読んでもなんだかさっぱりわからない場合は、単なる基礎力不足ですから、入門書で語彙を習得するのがよいでしょう。ちなみに私はFPの試験(ちなみに知識ゼロからの試験勉強でした)を受けるときに、このようなやり方で1発合格しました。
詳細はいずれまた・・


試験で聞かれそうなところから知識を付けていけばいくのがオススメです。その付け方は
>>> 「過去問」→「問題集」
と進んでいけばいいのです。「テキスト」は確認のための道具です。

イメージとしては、過去問と教科書の組み合わせで木の根と幹と枝を作り、問題集と教科書の組み合わせで葉っぱを生い茂らせるという感じです。

不思議なもので、経験上、ある程度過去問で断片的な知識が付いてくると、テキストを読んでみたくなるんですよね...

こうなるまでは、過去問に徹する。時間があるなら市販の問題集もやるのが短時間で合格する秘訣です。

ちなみに、獣医師国家試験には、「市販の問題集」はありませんでした。各大学の試験対策委員会が独自に作成した問題集と、グループ学習での「問題の出し合い」がよかったという印象があります。


でも、「過去問中心の勉強程度で大丈夫なのか?」って心配ですよね?



■過去問中心の勉強程度で大丈夫なのか?

試験勉強の目的は「獣医師として仕事をする資格を手に入れる」ことであって、辞書のような頭を作ることではないのです。誤解を恐れずに言ってしまうと、資格試験などというものは、合格できればそれでいいのです。

合格後、実際の仕事で必要な知識は、ほとんど実務の中でしか学べないと思うのです。実際、あなたの目指す試験の合格者に聞いていただければいいのですが、ほとんどの方が、そうおっしゃると思います。

資格試験では、中には難しい問題があるかもしれませんが、ほとんどは採点しやすい基本的なこと、もしくは、基本事項の応用の仕方が解っていれば、合格できるようになっているはずです。「細かいことは、合格してから実践で身につければよい」合格者ほほとんどはそう感じていると思います。もちろん、その程度は試験によって違うと思いますが・・・

時間があるなら百科事典形式を覚えるつもりぐらいの勉強をしてもいいでしょうが、「ここの部分で本当に大事な部分はどこか?」「自分が出題するとしたら、どこをポイントにするか?」などと考えながら勉強するのがいいと思います。

試験の内容が実務に直接、そのまま役立つかといったら、「?」ということがほとんどだと思います。それなら、割り切って、さっさと合格して、早いところ実務経験を積んでいく道を選択する方が、私は「得策」だと思っています。

ただ、合格後は、その試験勉強で吸収した知識を土台にして新しいことを勉強し続けていく必要があるので、知識を積み上げやすい方法で勉強していく必要はあると思います。


Q&A

講師紹介

獣医師・獣医学博士 1969年山形県生まれ 須崎動物病院院長

略 歴

獣医師・獣医学博士。1969年山形県生まれ。須崎動物病院院長。「薬を処方しない、手術しない、ワクチンを接種しない」方針で、食事療法や飼い主のメンタルケアなどを通してペットの体質改善を行う。ペットの手作り食に関する書籍は10万部を突破し、TV番組にもレギュラー出演。一方、元速読教室インストラクターという経歴を持ち、現在は総合学習力強化プログラム「シルバメソッド」の公認インストラクターとしても活躍中。メールマガジン「今日から出来る!集中力を高めるコツ」はまぐまぐ殿堂入り。集中力関連本としては、「ミス・ムダがゼロになる『集中力』」「5分間集中力トレーニング」、「勉強に集中する方法」を出版。2008年1月、ペット食育協会を設立。2008年4月より九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科の客員教授に就任。

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